夜の警備の仕事は

私は２０歳の時にフリーターをしていました。その当時、警備員のアルバイトをしていました。その時の話しです。

私はとある会社の工場の夜勤当直をしていました。２時間事に、各フロア、各部屋に巡回する仕事内容でした。不審者や不審物を発見したら、私なりに対処し、最悪警察へ通報する仕事でした。

ある秋の季節の事です。私はいつも通り夜勤当直をしていました。普段は誰も出入りをしない部屋、いつもは扉が閉まっています。その日だけ扉が開いていました。何か変だと感じて、恐る恐る入ると事務関連の引き出しがありました。
その引き出しが空いていました。誰かが開けたのだと思い、中を見ると古い写真が入っていました。社員旅行で昔、この会社にいた人らしき人が皆映っていました。良く見ると、今この会社のベテラン社員、管理職になっている人達も映っていました。その時は何事もなかったかの様にして、その部屋を閉めて、いつもの仕事へ付きました。

数日後、あるベテラン社員が病気で急死しました。その1ヶ月後には管理職の方も交通事故で亡くなりました。
疑問に思い、２人はあの部屋の事務用の引き出しにあった写真に映っていた人ではないか。と思い出し、仕事中にあの部屋へ行きました。部屋へ入り、引き出しを開けて写真を見ると、やはり最近亡くなった2人が映っていました。
後はこの人。とこの工場の工場長が映っているではないか。私は後日、工場長の元へ行き、この写真の話しをしました。工場長は相手にはしてくれませんでした。数週間後に、工場長も病気で急死しました。

私はこの写真の事で不審に思いましたので、お寺の住職ㇸ話しをしに行きました。住職もこの写真には強い怨念がある。といい、お祓いをしてくれました。それからは写真に映った人達に災いが起こる事はなくなりました。

その写真は、今でもあの部屋の事務用の引き出しに眠っているかと思われます。