回覧板
投稿者:八尺マン (49)
短編
2022/08/14
19:39
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亡くなった?
まさか、あの白ずくめの奴らに襲われたのかと思ったのが、どうやら事情が違うようだった
なんでも、おととい辺りから隣の部屋から異臭がすると複数人からクレームがあったらしい
それで今日、警察と一緒に乗り込んだところ、おじいさんが一人死んでいたというのだ
俺は愕然とした
俺は隣なのに何も知らなかった
普通におじいさんが暮らしていると思っていた
俺はそれとなく白ずくめの奴らのことを聞いてみたが、そんな奴らのことは知らないとのことだった
昨日、あんなに大きな声で騒いでいたのに、それに気づいた人は誰もいなかったという
俺は怖くなった
あいつらはいったい何者なんだ
それにこの回覧板は・・・
わからないことだらけだった
ただ、このままこの回覧板を持っているのは危ないことは確かだった
俺はその回覧板を指定の場所に届けることにした
俺が誰だかわからないようにマスクとサングラスをして、すぐに逃げられるように自転車で向かった
指定の場所は普通の一軒家だった
俺は周りに誰もいないことを確認してポストに回覧板を入れた
と、同時に回覧板が家側に引き抜かれた
ポストの前に誰かいて、俺が回覧板を入れた瞬間に受け取ったのだ
「うわっ!!」
俺は一目散に逃げ出した
幸い、誰か追ってくることはなかった
それからおかしなことには合っていない
あれは何だったのか
いまだにわからない
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