トンネルに落ち武者の霊が

水戸方面から国道を西に向かうと、水戸市から笠間市に入って少し行くと左にとある山（城跡）があります。
今検索してみると紅葉がきれいな所だったりしています。
数十年前、運転免許を取得した頃行ってみる事にしました。
その頃は携帯電話もネット検索ができるほどのものではなく、友達の道案内で向かいました。
噂話の検証と遊び半分です。

そこは昔から「落ち武者」の霊が立っているなど噂がありました。
山を少し上っていくと、分かれ道がありその奥にトンネルがあるというので入っていきました。

トンネルは小さく車が一台通るのがやっとで、トンネルの所と聞きましたが何もいませんし、中に入っても何もいませんでした。
それはきっと良かったことだと今でも思います。
トンネルを出て少し行くと分かれた道の本道に出るところで、とても驚いて逃げるように下りてきたのを覚えています。
本道に出るところに大きな岩があったのですが、その道の真ん中にお供えのような花が置いてあって、とてもビックリしたのです。

その後は行っていませんが、先日娘の送迎でその国道、山の横を通りました。
娘に聞いてみると今でもその噂は有名らしく、その他にも「七つの井戸の呪い」のようなものもあるようです。
私達が行った頃も、もしかしたらあったのかもしれませんが、あまり記憶にありません。

七つの井戸を見つけてしまうとよくない事が起こると聞きました。
昔その井戸の所でトイレに行きたくなり間に合わず、そこでしてしまった人がいました。
その人はその後事故にあい、両足を失ってしまったということです。
その後、結婚して子供が生まれたのですが、この子も目が見えない障害が出たということです。

噂は大きくなるもので本当かどうかは分かりません。
でも、どんな場所でもそこに関わった人の心が残っていると思います。
失礼のないようにしたいです。