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心霊

pamsさんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

現れる焼け爛れた片方の足
短編 2022/01/25 14:34 1,054view

私がこのアパートに引っ越してきたのは小学校2年生の時です。
日当たりが良く、太陽の光が燦燦と降り注ぎ、とても明るい部屋で気持ちよく暮らしています。

引っ越してきた初日の夜、自然と目が覚めました。体を起こして時計を見ると12時。
キッチンの方で物音がするので行ってみると、両親が何やら小声で話しながら段ボールの荷物を片付けていました。

まだカーテンがなく、電気も付けず、月明りで作業をしていたのを覚えています。
じーっと見ていると私に気付き、「起きたの?明日も学校だよ」と言われ、自分の部屋に戻りました。

再び布団に入り少し経った時、頭に冷たい風がスーッと吹いてくることに気付きました。
私はエアコンをつけていない時は、自分の部屋のドアを閉めません。この時もドアは開きっぱなしでした。

季節は夏だったのですが、なんとなく寒い感じがして閉めようとドアノブに手をかけた時です。

焼けただれた足が片方見えました。
膝から下部分で、皮膚が明らかに水ぶくれで溶けています。
靴下や靴は履いておらず裸足でした。
不思議なのは暗い廊下にその片足がはっきりと見えたことです。

すぐに両親に伝えに行き戻ってみるともうありませんでいた。

この片方の足はこの日から今日現在まで3回程目撃しています。
昼夜関係なく、毎回私の部屋につながる廊下だけで見るのです。

どうしてなのかは分かりませんが、きっと理由があってのことだと思い、そっとしています。

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関連タグ: #声#夏#学校
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