どうやらAも直接的ではないが相当恨まれていたようだ。
それで、M子は覚悟を決めて呪いの完成をさせ、俺は晴れてF子の亡霊と過ごすことになったということらしい。
「…はは、M子ってオカルト好きなんだ。知らんかった」
『……』
空元気を装う俺の言葉にM子は黙りこむ。
俺はオカルトの類いは信じていない。
だが、現にこうして俺の隣にはF子の亡霊と思わしき幻影が見えている。
『ごめんね、俺くん。俺くんのこと好きになったから私もM子に嫌われたみたい。毎晩夢の中で「消えろ」って言われるようになったから、ちょっと、怖くなって』
正直、F子に従って呪いを実行したM子に苛立つ部分はあった。
でも、事の発端は俺にある。
俺があの時F子を皆の前で拒絶したから。
いじめられているのを無視していたから。
復讐されて当然のクズ人間だ。
「…学校辞めてどうすんの?大丈夫?」
『…うん。お父さん、自営業だからお手伝いしつつ高卒認定取ろうと思ってる』
M子の成績なら取得に問題はないだろう。
『本当にごめんね』
「…いや、俺の方こそ、本当に…」
えっえっえっえ。
不意に不気味な笑い声が聞こえて俺は振り返る。
えっえっえっえ。
蛙のような喉が潰れた笑い声。
F子が足元に座って俺を見上げて喜んでいるように見えた。
『……もしかして。いや、ごめん。それじゃあ、俺くん』
「う、うん。今までありがとう、元気で」
少しの間を置いて、
『ありがとう。ばいばい』
とM子との通話は終わった。
俺は無気力に項垂れてベッドに座る。
M子との出会いを思い出しては、あの時の心情は俺を恨んでの芝居だったのかと打ちのめされた気分だ。


























女って怖いですな。
めちゃくちゃおもしろかった!!!
これはめちゃくちゃ怖い 一番怖いのは人間の感情だというものがわかる
当たり屋やんけ!
女ってって言わないでよ。女だけどこんな逆恨みストーカー女と一緒にされたくないわ。
でも、自分は別に好きじゃないんでしょう?どうすれば良いんだろうね
一方的に好きになって一方的に恨むってとんでもないとばっちりやな
そういや昔クラスのブスに好かれて困ってるみたいなスレが2ちゃんでよく立ってたな。あれ今で言うチー牛の妄想だったんだろな
奇々怪々見てきてこれが一番おもろかった