俺は、意を決してM子に向き合った。
一年前のクッキーの事も話すと、M子は電話越しに泣き始める。
『ごめんね、ごめんね、俺くん』
暫くするとM子は重たい口を開く。
『本当はF子ちゃんの復讐だった』
は?
俺は呆然とした面持ちで携帯を握る。
『私、F子ちゃんとは親戚で昔から仲良かったの。ただ、F子ちゃん学校でイジメにあってるみたいで、その時のF子ちゃんから色々聞いてた』
俺は忘れていた小学生時代を思い出した。
『イジメは辛いって言ってた。でも、それ以上に好きな人に無視されるのはもっと辛いって。でも、辛い以上に好きが強いって』
何を言ってるんだ。
F子が俺のことを好き?
あの黒板の相合い傘を思い出した俺は、パッと近くにいるF子の幻影に振り返る。
ニヤリと口角をあげるF子。
『でね、F子ちゃん、呪いに詳しかったから私も手を貸すことにしたの。そしたらすぐにF子ちゃんが自殺して…』
呪い?
「呪いって何?」
『好きな人とずっと一緒にいられる呪い。F子ちゃんから聞いたのは、半年間自分の一部をを意中の相手に食べさせる方法』
俺は嫌な予感がした。
「その食べさせるって。まさか、いや…。え?」
『…ごめん。私がF子ちゃんの変わりに俺くんに食べさせてた』
それからM子はいつもの調子で饒舌になり、真相を話してくれた。
F子の話す呪いとは、自分の体の一部を半年間に分けて相手に食させること。
死んでこの世に未練を残すこと。
最後に相手に爪を食べると呪いは完成するとのこと。
F子が自殺した後、M子宛に小包が残されており、中にはF子の髪の毛や皮膚の皮やらよくわからないものが入っていて、呪いの一連の手順が記載された紙切れが入っていたという。
M子自身、F子を追い詰めた俺が許せないという正義感から、F子の呪いを実行に移すために同じ高校に通ったことを白状した。
当時は次第に体調を崩す俺を見て「ざまあみろ」と思っていたらしいが、反面、交際期間が長かった分好意がわいてきたらしく、徐々に罪悪感が増してきたそうだ。
それで、仕上げの爪を渡そうか悩んでいた時、夢にF子が出てくるようになり、延々と怨み言を囁くようになる。
「そういえば、ちょうどその辺りでAもF子の夢を見るって」
『たぶん、俺くんに思い出してもらうためにAくんのとこにも出たんだと思う。ほら、相合い傘消したのAくんなんでしょ?恋仲を裂かれたってF子ちゃんが怒ってたし』























女って怖いですな。
めちゃくちゃおもしろかった!!!
これはめちゃくちゃ怖い 一番怖いのは人間の感情だというものがわかる
当たり屋やんけ!
女ってって言わないでよ。女だけどこんな逆恨みストーカー女と一緒にされたくないわ。
でも、自分は別に好きじゃないんでしょう?どうすれば良いんだろうね
一方的に好きになって一方的に恨むってとんでもないとばっちりやな
そういや昔クラスのブスに好かれて困ってるみたいなスレが2ちゃんでよく立ってたな。あれ今で言うチー牛の妄想だったんだろな
奇々怪々見てきてこれが一番おもろかった