脳内で、当時の容姿でF子が連想される。
「F子が何?」
「……いや、何か最近夢に出てくるんだよ。小学生時の教室でさ、ほら、あの相合い傘の件あったろ?」
「あ、あー、おう」
俺は曖昧な返事をした。
「たぶん、俺が黒板消したからかな。夢の中でずっと、消すな消すな消すなって訴えかけてくるんだよ」
「なんだそれ、マジこえーじゃん」
そういったAは本当にまいったように頭を垂れて苦笑していた。
放課後、俺はM子と二人並んで下校していたときのこと。
普段口数の多いM子が極端に無口で、どこか上の空だったのを見て、俺は思いきって訊ねてみた。
「なんかあった?」
すると、鳩が豆鉄砲くらったように「え?」みたいな目を丸くしたM子と向き合う。
「いや、なんか元気無さそうだったから」
「……私は平気なんだけど」
私は…?という部分に引っ掛かりつつも、俺は続ける。
「なんかあったら言ってよ」
「……俺くんは、最近かわったことない?」
M子の言葉に俺は歩調を緩め、怪訝な面持ちになる。
俺が悪夢に魘されていること、AがF子の夢に魘されていること、M子が元気ないこと。
何だか、俺の周りで一度に変なことが起きているようで気味が悪い。
M子の言う「最近かわったこと」というのが夢の事なら、M子も夢に魘されているのだろうかと俺は考えた。
「なんか変な夢は見るかも。M子も?」
「そうなんだ。夢見るんだ、へえ。私は大丈夫だよ」
俺がそういうと途端にM子は生気を戻したように顔を上げてにこりと笑った。
この時、俺はM子のその笑顔でF子を想起していた。
「あ、俺くん。これクッキー作りすぎたから食べてね」
「ありがと」
分かれ道に差し掛かるとM子が鞄から綺麗にラッピングされた菓子入れを取り出して渡された。
「じゃあね、頑張ってね」
「ん?おう、ありがとう」
女って怖いですな。
めちゃくちゃおもしろかった!!!
これはめちゃくちゃ怖い 一番怖いのは人間の感情だというものがわかる
当たり屋やんけ!
女ってって言わないでよ。女だけどこんな逆恨みストーカー女と一緒にされたくないわ。
でも、自分は別に好きじゃないんでしょう?どうすれば良いんだろうね
一方的に好きになって一方的に恨むってとんでもないとばっちりやな
そういや昔クラスのブスに好かれて困ってるみたいなスレが2ちゃんでよく立ってたな。あれ今で言うチー牛の妄想だったんだろな