正月早々、今でも不思議に思っている体験を投稿します。
あれは今から20年ほど前の、まだ20代の頃の事です。
その頃私は、鳶職人になりたてで、半人前が毎日必死に仕事をこなしていました。
その日は解体現場で忙しい作業の中、
ふと気の緩みから3階ほどの高所から足を滑らし、
そのまま落ちてしまいました。
しかし、運の良い事に
ズボンの膨らんだ部分に、
偶然コンクリートから飛び出た鉄筋が引っかかり、
私は地面に叩きつけられずに済んだのです。
運が良い事もあるものだと、胸を撫で下ろし、
その日の仕事を後にしました。
それから数日後
別の現場で足場を組んでいると、
普通はあり得ないのですが、
安全帯を留めているロックが外れ
足場のネットごと道路に投げ出されそうになったのです。
しかし、その瞬間ズボンが誰かにひっぱられ、
投げ出される事はなく無事助かる事ができました。
周りには誰も居ないのに。
自分の不注意からか、それとも呪われてるのか、
護られてるのか、訳がわからず、
不安で仕方なかったのですが、
相談相手なとがいなかった為、酒で忘れようと大酒を喰らい眠りに付きました。
ふと、尿意を覚え目を冷ますと、
暗闇の目の前にボヤケた二本の棒が立っていました。
何じゃ?
っと眠気まなこに目を擦り、よく見ると
足でした。
驚き、上を見るとニッカポッカを履いてる
こっちを見ているオッサンでした。
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