ある日の深夜、塾講師の男性は、いつも通り夜遅くまで授業を終えていた。静まり返った教室に一人で残り、翌日の準備をしていると、ふと誰もいないはずの教室からかすかな声が聞こえた。
「質問がある人は手を挙げて…」
その声は、まるで授業中のようにハッキリとした口調だった。男性は不審に思いながらも、気のせいだと思い込もうとした。しかし、再び同じ声が聞こえてきた。
「質問がある人は手を挙げて…」
彼は恐る恐る隣の教室を覗きに行った。そこは既に片付けられたはずの空間で、誰もいるはずがない。しかし、彼が教壇を見ると、そこには生徒たちが座っているかのような薄暗い影が揺れていた。
講師は震える声で、「誰かいるのか?」と問いかけたが、答えはなかった。ただ、教壇から再び声が聞こえた。
「質問がある人は手を挙げて…」
その瞬間、教室の全ての机から、見えない手がゆっくりと空中に持ち上がるのが見えた。それは無数の手だった。驚愕した彼は後ずさりし、なんとか教室を飛び出そうとした。しかし、ドアノブに手を伸ばした瞬間、背後から冷たい手が彼の肩を掴んだ。
振り返ると、そこには一人の少年の姿があった。顔がぼやけていて表情は読み取れないが、その手は異常に痩せ細っていた。その少年は静かに、しかし確実にこう囁いた。
「質問があります…どうして僕たちはここにいるんですか?」
その瞬間、全ての机が一斉に軋む音を立てた。彼の視界は暗転し、教室の影たちが彼を飲み込むように迫ってきた。そして――。
翌朝、同僚が教室に来ると、講師の姿はどこにも見当たらなかった。ただ、教壇の上には、「質問がある人は手を挙げて」と書かれた紙が置かれていたという。
























そして某SNSには、某芸能人からこんな指示があったとさ
「なぜだ?!」には「坊やだからさ」と答える、 これ鉄則!(`Д´)
―ほんとにあった怖い話―
じゃあ手ぇ上げればええんやろ!?はい!
面白かったです。
怖っ!アレ?でも男性が消えたのに誰からこの体験を聞いたんだろう,,
はい
はい。あなたは神を信じますか?
語り主:これフィクションです(o^―^o)ニコ
ハア