配管つまり除去業者の怖い話
投稿者:件の首 (54)
配管修理業の友人から聞いた話。
友人は配管詰まりの修理の仕事を行っている。これは、家庭から公共の下水道に繋がるまでのルートの詰まりを解消するもので、なかなか繊細で技術のいる作業である。
台所の配管詰まりによくあるのが、油脂詰まりである。これは高温では液体の油脂が、配管の中で冷えて固まってしまうもの。掃除の仕方が良くないとかそういう事ではなく、料理をきちんと作る働き者の家で起こる。
その日対応したキッチンから繋がる配管は、油脂の詰まりである事は分かったのだが、なかなか通らなかった。
こういう塊は自在に曲がる金属ノズルから水を噴出して崩していくものだが、水圧を最大にしてもなかなか崩れず、結局ノズルの先で引っ掻き削ってようやく貫通させる事に成功した。
業務用のキッチンならともかく、家庭であの脂の量は異常だな、とは思ったそうだ。
半年ほど過ぎて、友人は家の床下で白骨死体が発見されたというニュースを見かけた。業務記録を確認したところ、あの家だと確信した。
今の住人は数ヶ月前に中古でその家を買い、引っ越して来たという事だった。容疑者として、売り主が指名手配されているという。
奇妙なのは、半年間誰も死体に気付かなかった事。
人間の死体というものはすぐに腐敗し、臭いや虫が大発生する。スーパーの精肉の数百倍の肉を腐らせるようなものだ。
密閉されたマンションであっても、周囲の人が確実に気付くのだ。どのような死体処理が行われたかについては、警察が調査中だという。
それを聞いて友人は、とりあえずノズルを新しくして、それ以上深くは考えない事にしたそうだ。
こういう本当にあるんだろうな
THE怪談って感じで好き
前に住んでたアパートの上の部屋の人が病死して発見が遅れたけど人生で一度も嗅いだことない系の匂いがした
凄くリアルだな…
女性が、バラバラにされてトイレに流された事件思い出す。
918を思い出してしまった…