山奥のトンネルの幽霊
投稿者:りー (118)
短編
2022/05/29
06:52
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これは私が小学生のときの話です。
私の地元には、幽霊がでることで有名なトンネルがありました。
幼いころからそのトンネルの噂は耳にしていましたが、両親からそこには近づくなと言われていました。
しかし、小学校高学年になったときに、友達3人に肝試しに行こうと誘われて深夜にトンネルに行きました。
行ってみると街灯はついておらず先の見えない真っ暗な大きなトンネルでしたが、探索しても幽霊は見当たりませんでした。
次の日、学校で一緒に肝試しにいった友達とその話をしていると、その友達がはいていた靴に黒い汚れがついており、よく見ると人の手形でした。
その靴は肝試しに履いていっていた靴で、おそらく気づいていなかっただけで幽霊がすぐ近くまで来ていたことに後から気づきました。
その幽霊は友達の靴をつかんだだけでなく、他の2人の靴にも同様の手形をつけていました。
しかし私の靴にはそのような後はなかったのです。
どこかに手形は残されていないかと探していたところ、なんと私の首に黒い手形が付いていて私は知らないうちに幽霊に首を絞められていました。
しかもその手形はしっかりと洗っても取れず社会人になったいまでも首に残っており、この先もずっと絞められ続けることでしょう。
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