パチパチと私自身の肉と服が焦げる音の中に、記子さんの満足そうな笑い声が、いつまでも響き渡っていた。
あの凄惨な事故から、数年が過ぎた。
放課後の校舎裏で起きた「原因不明の火災事故」と、それ以前に相次いだ生徒の転落事故、謎の失踪、図書室での本棚倒壊。
一連の不可解な出来事は、いつしか「呪われた学年」として噂され、やがて時代の流れとともに都市伝説の一つへと風化していった。
火災事故で亡くなった「私」の件以降、図書室のあの棚から紺色のノートが姿を消したことで、学校には束の間の静けさが戻っていたかのように見えた。
——そう、あの新人図書委員の少女が、本棚の奥に手を伸ばすまでは。
「あれ……? こんなところになんでノートが……?」
前のページ
5/5
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 1票





















※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。