アメリカ・ルイジアナ州に、ジョージ・ロドリーゲという画家がいました。
小学3年生のころに小児麻痺を患い、一時期寝たきりとなりましたが、その頃に母親から粘土と絵の具を与えられたのがきっかけで芸術の道を歩み始めたそうです。
うまい・・・というより味わい深い絵を描く画家で、地元ルイジアナに生きるケイジャンの方たちを題材に、地元愛にあふれる作品を多く描いていました。
ケイジャンというと日本ではそれほど聞きなれてはいない方が多いと思います。
聞いたとしてもせいぜいケイジャン・ミュージックや、あるいはケイジャン・チキンなどのスパイシーな料理くらいでしょうか。
彼らケイジャンは、18世紀にカナダ東部から追放されたフランス系移民の子孫で、ルイジアナ南部に根付きながら、独自の文化を形作った人々のことです。
貧しい彼らと、ルイジアナの湿った台地、オークの木、ジャズ、そんなものがロドリーゲの題材となっていました。
そんなジョージ・ロドリーゲにはもうひとつ愛するものがありました。
小さな愛犬、ティファニーです。
黒い毛並みに白い鼻筋。ただ、犬種はわかっていません。雑種だったとも言われています。ロドリーゲのアトリエにはいつもこのティファニーがいました。
一説には、妻ウェンディが幼少のころに飼っていた犬だという説もありますが、時系列的に合わないということで、このティファニーはロドリーゲが結婚する前から飼っていた愛犬であったとする説が有力です。
このティファニーが亡くなった時、ロドリーゲは強いショックを受け1年ほど創作活動もやめていたといわれます。
「まるで人生の一部が突然消えるほど」の悲しみだったとロドリーゲが後に語っています。
そんな日々が4年もつづいたある日、出版社からロドリーゲの元へ1本の依頼が舞い込んできます。それはルイジアナに古くから伝わる民間伝承をまとめた『Bayou』という民話集の挿絵を描いてほしいという依頼でした。
その民話の中に「ルー・ガルー」という伝承がありました。
それはフランス語圏に伝わる”人狼・化け犬”といったものです。
「夜道に突然現れる」
「人間のような目をしている」
「近づくと消える」
「災いの前兆として現れる」
「亡くなった動物の霊が姿を変えたものとされる」
などとケイジャンの人々の間で語り継がれてきたお話です。
ロドリーゲ自身も子供のころから親しんだ民話でした。
ある日、眠っているロドリーゲは夢を見ます。
それは亡くなった愛犬ティファニーの夢でした。
真っ暗な中にじっとたたずんでいるティファニー。
吠えず、走らず、尾も振らず。
ただじっと、ロドリーゲを見つめるティファニー。
その体はまるで月光のように青く輝き、瞳だけが黄色く光っていたといいます。
目覚めたロドリーゲは、そんなティファニーの姿に天啓を受け、ルー・ガルーの挿絵のモデルとして夢で見たティファニーを描きました。


























Mameです。
今回は都市伝説として大好きなブルードッグを取り上げてみました。
さて、私事ではありますが、しばらく奇々怪々をお休みしようかと思っています。
いつ復活するかはわかりません。復活しないといって突然復活するかもしれません。
実は、新品でファミコン互換機を手に入れまして、これで昔のゲームをやってみたら楽しくて楽しくて、これはもうやるしかないと。これからコズミックウォーズ、ドラクエ3、ドラクエ4、ファイナルファンタジー3などなどやっていけば、年内怪談書いてるヒマなんか絶対ありません。
というわけで、しばしゲーム三昧の日々を送りますのでよろしくお願いします。
怪談のネタはまだいくらでもあるんですけど、またそのうちに。それでは・・・。