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不思議体験

となりのコロロさんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

ポッポー
短編 2026/10/06 05:55 89view

音の正体は父と母と弟の泣き声でした。

みんな僕を見て泣いていました。

母は顔をぐしゃぐしゃにしながら僕の名前を呼んでいました。

父も目を赤くしていました。

弟まで泣いていました。

何が何やら分からないですが、なんだかそれを見ていると急に自分まで悲しくなりました。

母が腕を僕の方に伸ばしていたので近づきました。

母の手が僕の肩に触れて、強く抱きしめられたとき。

僕は病院のベッドの上で目が覚めました。

僕の周りには家族がいました。

父。

母。

弟。

母は僕に抱きついたまま、

信じられないものを見るような顔をしていました。

「……起きた」

そう呟いて、また泣き始めました。

その声を聞いて、ようやく僕はあの場所から戻ってきたんだと思いました。

しばらくすると、医師や看護師が病室へ入ってきました。

話を聞いて、僕はさらに驚きました。

僕は二週間前の日曜日、交通事故に遭っていたそうです。

その事故で意識を失い、今日まで一度も目を覚ましてないとのこと。

二週間。

という話を聞いたとき妙に引っかかりました。

それは僕が夢の中で繰り返していた回数と同じ気がしたからです。

医師からは、目覚めたばかりなので安静にするよう言われました。

家族も、一度家へ帰ることになりました。

一人になると、急に疲れが押し寄せてきました。

二週間眠っていたはずなのに、まだ眠い。

目を閉じ掛けたとき。

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