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不思議体験

ゴンゾウさんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

取材メモ:ダイヤルアップ回線「test17」の接続記録
長編 2026/09/02 21:14 81view

——十七番回線を確認した?

はい。

ラックには三十三・六Kと五十六K対応のモデムが混在していました。接続中の回線はランプで分かります。

十七番の接続ランプが点灯していました。

受信を示すランプも、ときどき点滅していました。一定の間隔ではなく、誰かがページを読み込んでいるような点滅の仕方でした。

——そこで接続を切った?

その前に配線を確認しました。

十七番は、設備を入れ替えるため使用を停止していた回線でした。電話線はモデムから抜かれ、先端をまとめてラックの横へ留めてありました。

物理的に、外部から着信できない状態です。

——それでも接続中だった。

管理画面の表示だけが残ることはあります。

サーバー側で切断処理に失敗すると、実際には切れていても接続中に見える。いわゆる幽霊セッションです。

珍しいことではありません。

——受信ランプが点滅していたことは?

機器の不具合でしょう。

古い設備でしたから、ランプの状態だけでは判断できません。

私は管理画面から強制的に切断しました。表示は消え、モデムのランプも消灯しました。

ところが二十秒ほどして、十七番からネゴシエーション音が聞こえました。

——電話線は抜かれたまま?

確認しました。

短い音でした。接続試験用にスピーカーを有効にしていたモデムなので、音が出ること自体はおかしくありません。

でも、電話線がないのに通信相手を探す音が鳴る理由はない。

音が止まると、管理画面に十七番が戻っていました。

IDはtest17です。接続開始時刻も、その時刻に更新されていました。

——どのような対処をしたのでしょう。

IDを無効にして、パスワードも変更しました。それから接続サーバーを再起動した。

再起動後、表示は消えました。

その時点では、複数の不具合が重なったのだろうと思っていました。

——それで終わらなかった?

Webサーバーのアクセスログを確認したんです。

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