引きつる痛みは無くなったが髪はボサボサで接客どころじゃない。
私は怒りで蘭さんを見ると、彼女の手には私の髪の毛がゴッソリ…
「アンタ、許さないから。私にないもの全部持ってるアンタなんか呪ってやる!!」
って、高笑いする彼女に
「今日は帰れ!頭おかしいぞ!!」って店長が蘭さんの背中を押して店から追い出した。
ドレスのままだが家が近いから別に構わないだろうって店長は怒り心頭だった。
私もぐちゃぐちゃな髪の毛に
あんな事があり接客は無理とその日は帰宅した。
それから不可解な事が続いた。
高熱を出したり、階段から落ちたり
最悪は自転車で思い切り転んで足の指を骨折…
数ヶ月、休む事になった。
指も治り復帰すると、まだ蘭さんは在籍していた…
最悪…
ドレスに着替えてソファーに座ると
蘭さんが横にきて
「呪いどうだった?私さ霊感あるんだよね。
死ぬようにしたんだけど、、あんた意外と強いんだね」
って言ってイヤらしく笑ってトイレに消えた。
蘭さんの去った後は、必ず濃い化粧品の匂いがする。
違うキャストが来て
「蘭さん、バツイチらしいよ。なんか捨てられたんだって。それから不安定らしいよ」
って教えてくれた。
霊感ね…
私も霊感には自信があった。
幼い頃から不思議な体験を幾つもしてきたし、見てきたりもした。
別に呪い返しをするつもりもなかった…
多分…
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