ゆっくりと窓を見る。
病院の玄関前に、あのタクシーが止まっていた。
運転席には誰もいない。
後部座席の窓に、青白い私の顔が浮かんでいる。
そいつは口元に笑みを浮かべ、音もなく唇を動かした。
――次は、どこまで行きますか。
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