—
だが。
助手席に鈴が置かれていた。
—
そこから先は地獄だった。
どこへ行ってもいる。
アパート。
ホテル。
会社。
駅。
人混み。
ガラスの反射。
監視カメラ。
写真。
動画。
—
必ず遠くに立っている。
—
誰にも見えない。
私だけが見える。
—
そして少しずつ近づいてくる。
—
一年後。
写真を見返して気づいた。
最初は数百メートル先。
次は百メートル。
五十メートル。
二十メートル。
十メートル。
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