キーン…コーン…カーン…コーンーー…
今度は、
テレビのスピーカーが震えていた。
音が“外”じゃなくて、
“中”から響いている。
アナウンスが続く。
「……444号室……〇〇様……応答してください……」
テレビの画面が、
ゆっくりと明るくなった。
映ったのは番組じゃない。
砂嵐でもない。
自分の部屋だった。
テレビの中に、
今いる部屋がそのまま映っている。
ただひとつだけ違う。
テレビの中の部屋には、
自分以外の“何か”が立っていた。
背中を向けて、
テレビの前に立っている。
白い服。
長い腕。
首が少し傾いている。
現実の部屋には誰もいないのに。
テレビの中の“それ”が、
ゆっくりこちらを振り向いた。
顔は映らない。
黒いモザイクみたいに潰れている。
その瞬間、
テレビのスピーカーが破れそうな音で鳴った。
キーン…コーン…カーン…コーンーーーー…
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長いな、、、