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不思議体験

Pez13さんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

試し撃ち
短編 2026/06/03 10:18 224view

少年は銃のおもちゃが好きだった。

駄菓子屋で買った巻き玉火薬をセットし、音を鳴らして遊ぶおもちゃの拳銃を持って、公園で遊ぶのが日課だった。

小学校高学年になると、今度は「SS3」というエアガンに憧れた。

現在のようなBB弾ではなく、てるてる坊主のような形をしたツヅミ弾を発射するものだ。

値段が高く、少年には買えなかった。

友人が得意げに持ち歩いているのを見るたび、羨ましくて仕方がなかった。

中学生になる頃には、モデルガンが流行していた。

一分の一スケールで実銃そっくりに作られたプラスチック製の銃である。

発火も発射もできないが、内部構造まで実銃同様に再現されていた。

値段も手頃だったため、少年はいくつか購入し、自室に飾って楽しんでいた。

やがて「作るモデルガン」という商品が発売された。

弾に火薬を詰めて発火させることができる本格的なもので、リボルバーから自動拳銃まで種類も豊富だった。

自動拳銃はブローバックまで再現されている。

少年は夢中になった。

試し撃ちは、いつも川に架かる橋の下で行った。

発射音が反響し、実際以上に大きく聞こえるからだ。

ある日、友人が言った。

「橋の中に入って撃ってみようぜ」

橋の下部には点検用の空間があり、小さな点検口から入ることができた。

中は照明もなく真っ暗だった。

懐中電灯の明かりだけを頼りに進む。

そして灯りを消し、暗闇の中で発砲する。

銃口から一瞬だけ飛び散る火花。

耳を打つ轟音。

何重にも重なる残響。

少年たちは興奮した。

その頃から少年は、本物の銃を撃ってみたいと思うようになった。

だが、日本で本物の銃を手に入れることなど不可能だった。

そこで少年は考えた。

爆竹をほぐして火薬を集め、鉄パイプに詰める。

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