「未来の地球」
荒れ果てた大地に 錆びついた鉄塔が立っている。
ここはかつて 「大阪」と呼ばれていた都市。
かつてこの星には 数え切れないほどの生物と植物が存在していた。
だが人間は、 自らの文明によって その全てを滅ぼした。
そして最後には 自分たちさえも消え去った。
今この星に存在するのは 我々だけだ。
人間は我々を 「熊」と呼んでいた。
だがそれは人間側の概念に過ぎない。
我々は最初から 熊などという存在ではなかった。
人間にそう思わせ、 そう見せていただけだ。
我々の本当の姿を 人間は最後まで理解できなかった。
我々は長い間、 森や山に棲む生き物という 認識を人間に植え付け、 静かに観察を続けていた。
そしてある時、 実験を始めた。
森を離れ、 人間の生活圏へ姿を現したのだ。
人間は恐怖した。
銃を持ち、 我々を駆除し始めた。
多くの仲間が撃たれた。
だがそれも、 人間の認識に過ぎない。
肉体など、 我々にとって意味を持たない。
そこで我々は決断した。
人間にも理解できる形で 反撃を開始した。
突然変異。
人間にはそう見える形で。
世界中で異変が起こり、 人間はあらゆる方法で抵抗した。
そしてある日。
地球の至る所で、 鋭い閃光が走った
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