輝美「…多分、やらなければもっと死者が出る。私は命を掛けてでもやるよ。」
私「そっか。輝美がそう言うなら私もやるよ」
足早に儀式の準備を済ませ(準備と言っても、小屋の四隅に蝋燭を置いただけだが…)、藤間さんの泊まる民宿に乗り込んだ。一人用の和室の為、少し狭かった。
輝美「暇ですね〜。狐狗狸さんでもします?」
私「暇潰しにやる物じゃないでしょ…」
藤間・輝美「え!?そうなの!?」
やっぱりオカルト好きな人の思考はさっぱり判らない。それともこの二人(と高場さん)がおかしいのだろうか?
藤間「じゃあ百物語でm」
私「しません」
輝美「沙由香は怖がりだなぁ」
私「はぁ…(正直心霊よりもこの人達が怖いんだよなぁ…)」
輝美はスマホを弄り始めた。
すると、私のスマホにメールが届いた。何故かそれは輝美からだった。
輝美「そういえば藤間先輩には少女の死因とか色々言ってないけどどうする?」
成程、藤間先輩に聞かれない様にする為だったのだ。
私「言った方がいいかな?」
輝美「でも儀式の前に怖がらせるのはちょっと違くない?」
私「言わずに儀式やる方より良くない?それに藤間さん、そんなに怖がらなさそうだし」
輝美「そうかな…?まあ言っとこうか…」
私「私が説明するよ」
輝美「ありがと!」
スマホを閉じて、私は藤間さんに話しかけた。
私「あの、藤間さん」
藤間「何だい?」
私「あの少女の件で話してない事があるんです。まずあの少女は…」
言っていなかった事を全て話した。
藤間「成程ね…何でその事今まで話さなかったんだ?」
私「前に会った時高場さんは、藤間さんを怖がらせない為に言わなかったんですよ。」
輝美「そもそも藤間先輩、途中で帰っちゃったじゃないですか」
藤間「あ、そっか。…てか逆に何で今話した?怖がらせない為に話せないんじゃ…」


























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