B「そういったルールだからです。守っていただけないなら泊めることはできません。
風呂はありません。お手洗いは玄関に向かう道の左手側にあります。」
え!?風呂ないの!?と思い、正直ここに泊まりたくないなと思いながら父親を見ました。父親も少し異常だと思ったのか、やばいぞというような顔でこっちを見てから、Bにお酒は頼めますか?と聞きました。
B「地酒をたくさん用意しております。」
父親は満足そうにまぁいいんじゃない?と自分に言いました。
現金な父親に「うそでしょ!?」と思いながら、正直マジで嫌でしたが観光地周辺のため今から宿を探すとなるとかなり厳しいなと思い、2,3分悩んでから
私「わかりました、よろしくお願いいたします。」
とBに言いました。
Bは軽い笑顔のまま、
B「それではそちらの家族で次期当主に当たる方は私の対面にお座りください。」
と言われ、私が該当するので私が座りました。
両親は私の左手側に座らされ、その対面にC、Dが座りました。
B「改めて本日はよろしくお願いします」
と言うので私達もよろしくお願いしますと頭を下げました。
何を話すか迷いながらファイルを開いてみると、先程Bが言っていたことの他に訳分からないことが書いてありました。
例として
「当主はガジガジ
他はハクハク」
など謎のオノマトペが書いてあり、そこだけにピンクのマーカーが引かれていました。
私がファイルを見ている間、Dが見た目通りの声で両親と何か話しているのが聞こえていました。
そしてファイルの最後の方に
「当主、午前3時に堂へ参る」
と書いてあり、それについてBに質問すると、
B「次期当主であるあなたは午前3時になったら私と外にある堂に行かなくてはなりません。」
私「え、行って何すればいいですか?」
B「何もしません。行くだけです。」
私「なんのために行くんですか??」
B「そう決まっているだけです」
と言われ、もう本当に嫌でした。
その後にキッチンであくせく働いていたAが豪勢な料理を持ってきました。
肉厚ローストビーフに刺身(マグロ、シメサバ等)、天ぷらなど、とんでもなく豪華で私はちょっとテンションが上がってしまいました。
そしてAがこれを1人で用意したのかと思って少し違和感がありましたが、料理が出揃い食べることになりました。
魚は新鮮で、料理、酒は文句なしに美味しかったです。
人間不思議なものでお酒が入ると、見ず知らずの三人とも話が進み、大学のことや長野のこと、日本酒の話でかなり盛り上がってしまいました。
3人とはその間もかなり話し、コミュ力の高い一般的な人だなと感じました。特にDがよく喋り、私の大学についてやDの子供についてなど沢山話しました。

























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