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呪い・祟り

華 木耳さんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

白い箱
長編 2026/01/15 11:51 326view

『多分これって..,いわゆる悪い霊とか、そう言うレベルじゃ無いんだと
 思うんですよ…今もそこにいますけど。なんて言うか….。』

彼女の言葉に僕は一層怖くなりながらも、お祓いに行くべきだと
親を説得し、家から一番近いお寺にお行く事になった。
お寺に入り、親が住職と話している最中
不意に像上から植物が焦げたようなものがどさっと落ちてきた。
拾ってみるとそれは、お寺の入り口にあったしめ縄飾りの一部だった。
僕が不思議そうにそれを眺めていると、住職がこちらに駆け寄ってきた。

『あぁ…こりゃ大層なもんに魅入られとるなぁ。
 本殿で少しお話しようかね。』

住職はそう言うと僕を連れて奥の本殿に向かい、
親には入ら無いようにと伝え、戸を閉めた。
中は広く奥には仏様の像が数体並んでいた。

『さて、Bくん…率直に言うけどね、
 これは払えるようなもんじゃないんよ。
 悪霊とか妖怪とかそう言うのじゃ無い…簡単に言うたら
 神様に近いもんやろうねぇ。』

僕は少し驚きつつも、住職の言葉に耳を傾ける。

『多分小さい頃に魅入られたんやろうねぇ。
 よく物が壊れたりするんやろ?それは憑いてるもんが

 あまりにも強力やからやね。
 見た感じ悪いもんでもないんやけど、厄介なもんなのは間違いないなぁ。
 わしんとこじゃどうにもならんから…ある人を紹介してやろう。』

住職は僕の後ろを見つめながらどうしようも無いといった感じで
その人物について話してくれた。
どうやら僕のように厄介な者に憑かれた人に
その対処法やお祓いなどを行っている人らしく、
話し終えた後、住職は一本電話を入れていた。

『今から来いって言いよったわ。
 こっから数キロ先にある一軒家や。
 田んぼの中にポツンと建っとるから行けばわかる。』

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