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皆が帰った後、俺は布団を敷くのも面倒だったからテレビの前に置かれたクッションを枕にそのまま寝ることにした。
疲れていたのか、すぐに微睡みの泉に浸かっていった。
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─コトリ、、、
時間はどれほど過ぎただろうか。
奇妙な音で俺は意識を取り戻した。
首だけを起こして辺りを見回す。
誰もいない薄暗い部屋はしんと静まり返っている。
点けっぱなしのテレビがボンヤリ光を放っているのが、どこか不気味だった。
俺はテレビの電源を切り、リモコンで室内灯を間接照明にする。
壁の数ヶ所にあるダウンライトがパッと点いた。
部屋の中が柔らかい朱色の灯で満たされる。
傍らの携帯を眼前にかざした。
午前3時2分
─もうこんな時間か?
喉がからからだったから水でも飲もうと半身を起こし何気なくテレビ画面に視線を動かした、その時だ。
変な違和感を感じた俺は慌ててもう一度真っ暗な画面を見入った。
真っ暗な画面中央に映っている寝癖頭の俺。
その右上に、、、
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待ってましたねこじろうさん!応援してます‼️
応援ありがとうございます
─ねこじろう
途中で話し終わった感有り