ガキだった頃と比べればかなり老朽化しているが、それでも変わらない実家だ
どうしてこんなことに
俺はこみあげてくるものを感じながらも、角を曲がり、そこから走った
さようならと小さくつぶやいて
それから数週間は仕事以外では一切外に出ず、家に閉じこもっていた
おふくろからいきなり連絡あるかもとか、アパートに来るかもとか
そんなことを考えてちょっと怖かったが、何もなかった
俺は時々実家から持ってきたアルバムを開き、笑顔で映る俺とおふくろの写真を
見てやるせない気持ちになっていた
そんな時、古くからの友人から飲みにいかないかと誘いがあった
軽く鬱気味になっていた俺には渡りに船だった
思い切り飲んですべてを忘れよう
俺は二つ返事でOKした
「よう。久しぶりだな。悪いな。急に飲みに誘っちゃって」
友人はいつも通りだ
俺は安心した
ここで友人まで変わっていたら絶望していたところだ
「いや、いいんだ。ちょうど飲みたい気分だったんだ。今日はとことん飲もう」
「OK! しかし、お前、なんか変わったな。何かあったのか」
俺はどきりとした。
もしかして、顔に疲れでも出ているだろうか
「別に何もないさ。なんか変か」
「いや・・なんだよ、その服。そんな変な服着るようなやつだったか?」
友人は俺の顔から下を指さす
俺が視線を下におろすと
赤い模様の服が目に入った
「うわっ・・!!?」
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この作者、投げっぱなしジャーマンの話が多すぎる。そこそこ内容に惹かれる文章を書くだけに勿体ない。
おふくろがああああああああああアタオカ系かよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお