それから腫れぼったい目を擦っていると、
お客の来店を報せる小気味よいチャイムが店内を響き渡った。
ピン!ポ~~~~ン、、、
彼は驚き入口の方に目をやる。
約1時間ぶりのお客様だからだ。
するとキャスターの車輪が軋むような音が聞こえてくる。
キコキコキコ、、、
高身長の彼は棚の前で少し爪先立ちになると店内を見渡してみた。
そして店舗正面ショーウインドウ前に並ぶ書籍棚の前を、奇妙な何かがゆっくり移動していることに気付く。
それは人のシルエットをした影のような何か。
しかもおかしなことに向こうのウインドウに映っているのは商品棚だけなのだ。
─何だあれは?
目の前に見えている異常な光景を俄には信じられなかった小西は一度だけギュッと目を瞑る。
それからゆっくり開く。
不思議なことにその時には、その影のような何かは消えていた。
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 115票
幻覚を見ているんじゃないか
コメントありがとうございます
─ねこじろう
応援してます。
ありがとうございます
─ねこじろう
こっわ!!??
いつも応援しています。
最後に死ね死ね言って引きに来た人だれ?
皆様、コメントに応援をありがとうございます。またご質問ですが、
コンビニ配送のお兄さんが朝、暴走してコンビニ店舗正面ウインドウに突っ込んで、そのままオーナーもろとも棚の間に挟んでアクセルを踏みながら「死ね死ね」と呟いていたのです。
いつの間にか引き込まれて読んでた コンビニの制服姿の幽霊は少しシュールで面白いけど
実質これがグランプリですね。
コメントありがとうございます。
─ねこじろう
実質も何も準大賞ですよw
次は大賞とれるといいですね。
「書籍棚背後にあるショーウィンドウ」とはいったい? なにか飾ってある場所があるのか、どういうつくりのお店なのかわかりませんでした
コメントありがとうございます。
─ねこじろう
こういう話は怖いよりムカつくが先に来ちゃうな。恨むなら本人だけでいい、店長は違うだろ。そして他人の手を借りず自分の力だけで復讐しろよ!巻き込まれて呪いの道具にされた運転手が気の毒過ぎ。
真後ろに来たというのがすごく怖い
怖い
呪いとか恨みとか
そういうのって連鎖するんだね
幽霊が実在するかどうか
それを論点から外したとしても
人の恨みとかって言うのは
怨念として残るとしたら
こういう不思議な事故の連鎖が起きるのもおかしなことでは無いのかもしれない
すごく怖いですね