その日の仕事はそれだけだった
あとはずっと待機時間
夕方にじいさんが帰ってきて、今日はありがとうございましたと
その場で一万円をもらった
かなりぼろい仕事だ
俺はこの仕事を続けることにした
じいさんの仕事がある月～金の週5日間、俺はニートの相手という仕事を続けた
やることはほとんどない
昼飯とお菓子を届けて片付ける
それで終わりだ
たまに乾電池とかティッシュとか買ってきてというメモが来る
その時はあらかじめ用意されている金でコンビニいって買ってきて
例によって部屋前に置くだけ
小学生でもできる仕事だ
これで一日1万なんだから笑いが止まらない
しかし、いったいどんなやつなんだろう
もう十回以上いるが、一回も姿どころか声も聞いたことがない
本当にあの部屋から一歩も出てないようなんだ
最初は別にどんな奴がいるかなんて一切興味なかったが、ここまで徹底して会えないと段々興味が湧いてくる
今度、こっそりのぞいてやろうか
食事を置いて一階に戻るふりをして、こっそり部屋から出てくるのを待てばいい
きっとバレやしない
俺はある日、いつもの通りゲームをして待機しているとドンドンといつもの合図が来た
2階にいくとひるめしと書かれたメモ
俺はいつも通り冷蔵庫の弁当を温め、部屋前に置いた
そして一階に戻ると見せかけて階段の途中で身を伏せて隠れて
ニートのいる部屋を観察することにした
少ししたら扉が開いてご尊顔を拝めるはずだ
5分、10分、15分
結構な時間が経ったが、一向にドアは開かない
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おもろいやないかい！最高やで👌
謎を知りたいです！