部屋に籠るなにか

言われなくても、いい歳したニートなんて見たいとは思わない
そういえば、一度もどういったやつが住んでいるのか言わなかったな
男か女かもわからない
まあ、興味ないが

俺は待機中は何をしてもいいってことだったから、スマホゲームをして過ごしていた

しばらくして

ドンドン

床を叩く音がした

これが合図か
俺は2階への階段を上がった

2階は何だか暗い雰囲気だった
窓が合って日も差しているのにこの暗さはなんだろう

この奥の部屋にニートがずっと住んでいるのか

部屋前にいくと床に紙が置いてあった

「ひるめし」

まるで子供が書いたかのように汚い文字でそう書いてあった

俺は1階に戻り、冷蔵庫を開けてみると弁当箱が置いてあった
俺はそれをレンジでチンして部屋の前に置いた

「昼ごはん用意しましたー」

俺はそう言って1階に降りた

一時間ほどすると、またドンドンと音がした

2階に行くと食べ終わったようで空の弁当箱があった
あちこちに食べ残しがあって、だいぶ汚い状態だった

俺はそれを持って1階に戻り、キッチンシンクに置く

食器を洗うのはあのじいさんがやるって話だ
俺はただ運ぶだけでいい

それからまたしばらくして合図があったので行ってみると今度はお菓子とジュースとメモにあった

俺は棚からポテトチップスを出し皿にあけ、あとはコップとジュースの瓶を用意した

部屋前に置き、お菓子とジュース持ってきましたと言って立ち去る
少ししたら、また合図があったから食器を片付けに行く