これは数年前、鬱病を患っていた
ある日に見た夢の話だ。
真っ暗な中、もう天井の電気がチカチカしてるような古い、閉まりかけの病院へ車で向かってた。
昔子供の頃、夜中に高熱を出して
朦朧とした意識の中車に乗り込んで赤々と光っている信号機を見つめている時のような妙な感覚だった。
友人Aが付き添いにいた、
でも夜の病院に着いた時、
ここからはひとりで行けって言われた。
友達に突き放されたんだ
私は怖くてたまらないのにもう子供じゃないでしょ、とか
いい子なら早く行きなさいだとか言われて
1人で行かなきゃ
付き添ってもらっちゃダメなんだ
そう思い一緒に来て欲しいだなんて何故だか言い出せなかった。
あたりは真っ暗で
病院の周りも真っ暗で受付は地下の駐車場の中にあって
地上の駐車場はただ砂利と、伸び放題になった雑草なんかで長い間手入れされていない荒地のようだった。
近くには民家が複数確認できたものの
不思議なことに深夜でもないのに灯り1つ灯っていない。
あたりはしんと静まり返って
草花でさえ眠っているかのようだった。
車一つ、人1人通る気配もない。
手元のスマホの時間表示がなければ深夜3時だと錯覚する程だった
もしかして時間を間違えてる……?
そんなはずない。
手元で光っている時刻がそれを証明している。
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10ページもあるからどんな大作なのだろうと見て見たら、後半すごい大胆な構成だね。