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呪い・祟り

キノさんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

ぐじゃぐじゃ
短編 2022/12/23 21:43 2,322view
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叔父に聞いた話です。

叔父が子供の頃はサザエさんのタマのように外飼いの猫がほとんどだったそうで、叔父も1匹の白猫をもらってきて外飼いにしていたそうです。マイケルという名前のその猫は、学校帰りに迎えに来てくれたりする賢い猫だったそうです。

あるとき、マイケルが帰ってこなくなりました。毎日夜には必ず帰ってくる猫だったので、どこかで死んでしまったのかと半ば諦めていたら、庭先にふと黒猫がやってきたのです。叔父はおそらく野良であろう、その黒猫にエサを出してやり、マイケルの特徴を話して、見かけなかったか?と尋ねました。子供だったので真剣な気持ちだったそうです。

黙って聞いていた黒猫は、エサを食べ終えて立ち上がり、数度顔を擦ったあと、はっきりこう言いました。「死んだよ。ぐじゃぐじゃ。あんたもね」

驚いた叔父が捕まえようとしたのですが、黒猫はするりと生垣を抜けて立ち去ってしまい、その後見かけることはなかったそうです。疲れた中年女性のようなその声が忘れられないと、半世紀が過ぎてなお叔父は言います。

黒猫の言う通り、マイケルは帰ってこなかったそうです。叔父は何度か病気で死にかけているのですが、奇跡的に生きています。「覚悟しとけよ。俺が死ぬ時は病気なんかじゃない、ぐじゃぐじゃだから」と繰り返しています。

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関連タグ: #声#子供#学校#猫
コメント(4)
  • こんにちは。
    台湾人の読者でございます、この話は拝見しました、すごく面白いと思いますから、
    もしよかったらこの話を翻訳して台湾のPTT(5chみたいなところ)に載せてもいいでしょうか?

    2022/12/24/11:57
  • コメントで聞くのではなく運営に問い合わせてはいかがでしょうか

    2022/12/25/00:06
  • ぐしゃぐしゃか…(´;ω;`)
    しろネコはん、可哀想になぁ

    2022/12/26/20:23
  • 台湾での怖い話や不思議な話がありましたら投稿お待ちします。

    2023/01/02/20:51

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