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呪い・祟り

cocoroさんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

埋めたインコの障り
短編 2022/07/07 15:12 1,372view

大事に飼っていたインコが、カゴの中でしんでいるのにきづいて、空き地に御塩とお酒、お米と鳥の餌を持って埋めに行きました。

手を合わせて、天国に行けるように神様にお願いをし、帰ってきました。

それから、数年後、その空き地は開拓され住宅地用にならされ、広場のようになりました。

私は、広場で友達と、遊び走り回りました。

その夜のことです。

熱が出て、体中に小さな赤い発疹ができてかゆくはないのですが、たくさんできているので見た目が気持ち悪い感じでした。

しんどくはなかったのですが、湿疹は治ることはなく、微熱も続いていました。病院に行っても原因は分からず、接触性のものではないということだけわかりました。

私たち家族は霊感があって、何かいつももらってしまうのでお寺に月に一度お参りにいっていました。

お寺参りの日になったので、いっしょについていくことになりました。

その頃には、熱も下がり、発疹以外元気だったので、正座をしてお経をいつものように聞いていました。

すると、ものすごい眠気に襲われ、ふらふらとしだしました。

お経が終わるころには元に戻っていましたが、振り向いたお上人にこういわれました。

昔、鳥を埋めた場所を踏みましたね。踏んでるわ。うん。

それで触りが出てるわ。

だから、発疹が治らないんだよ。

払ってあげたから、すぐに治るよ。と。

私は、空き地のどこに埋めたかもすっかり忘れて、走り回っていたので、踏んづけてしまっていたのでしょうね。

悲しかっただろうな。ごめんね。と心の中で謝りました。

次の日にはすっかり、うそのように発疹が消えていきました。

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