心霊スポットに行ってからの数日間に起こった実話

少しずつお風呂のドアを開けるとお湯を抜いた浴槽の
中に浴槽の蓋が落ちていました。
あの音は、この蓋が落ちた音だったんだ。
そう思うと同時に数時間前の自分たちの行動を思いだしました。

｢一緒にお風呂を出る時、お風呂の掃除を軽く済ませ
浴槽の蓋を乾かすために洗い場に立てて出たよね…｣

「なんで、今、浴槽の中に落ちてるの？」

一気に冷や汗が出てきた私たちはその場から動けず
ただ、お風呂の中の浴槽の蓋を見ていました。

すると友人が「浴槽の中に立てたのかもだよ！」と
無理矢理にでも明るく話してくれたので
「そうだよね！」と、私も返事をしました。

ですが、心の中ではきっと友人も同じ気持ちだったと
思います。
「いつも洗い場に立てるのに浴槽の中に立てるわけないよね。」

そう思いながら恐る恐る
洗い場に立て直すために浴槽の蓋を持ち上げた時
私と友人は叫び声と共に

腰から力が抜け座り込んでしまいました。

その浴槽の蓋をよけた 浴槽の中に葉っぱが複数枚
入っていたのです。
何枚だったのかは覚えていないのですがパッと
数えることができないぐらいの数の葉っぱが浴槽の中に
落ちていて、瞬間的に「あの場所のあの風で落ちてきてう葉っぱだ」と、感じました。

私と友人は恐怖から足に力が入らずお互いを支え合って
外に出て先程まで一緒に居てくれた男子たちを
呼び戻しました。

男子たちが到着するまでの間 私と友人は家に入ることができず、30分ほど外で待っていました。