「は?」
Dが満面の笑みを浮かべてそう言うと、助手席に座るBと後部座席にいるCが「おまえすげえな」と笑っているのが見え、俺は再び困惑する。
とりあえず俺も車内に入って休むついでにDを問い詰める。
「お前、いつ追い越したんだ?」
俺は一緒に歩いていた筈のDが先に車に戻っている事を問い詰めると、Dは眉尾を下げ怪訝な態度を見せた。
「いや、お前らが俺を置いてったんだろ?なあ?」
DはめんどくさそうにBに話を振ると、Bは俺の顔をまじまじと見ながら「……本物だよな」なんて意味の分からない事を呟いた後答える。
「なんか自然とみんなバラバラになったっていうか、気づいたら俺も一人だったんだよ」
「俺もお前らにまかれたと思ってムカついてたんだけど……」
BもDと同じように三人に置いて行かれたと主張し、Cも便乗するように答える。
どうやら俺は戻るまでこんなやり取りが三人の間で交わされていたようで、結局俺が戻るまで一旦保留にしていたらしいが、なかなか戻ってこない俺にだんだんと不安になっていた矢先、俺は戻ってきたそうだ。
しかし、彼等の主張には矛盾点が点在する。
俺は今まで三人と一緒に行動していたし、会話もしている。
何より、院内に立ち入ってからDを除いてBとCとはずっと一緒に行動していたと話すと、Dが「やっぱ俺だけ除けモンじゃねえか」と憤慨したのでややこしくなった。
「いや、そもそもお前が俺達をからかったんだろ?なあ?」
俺がそう主張すれば、最初に揶揄ったのはCだと言う者もいれば、Bが姿を晦ませて遠くから呼んで悪戯を仕掛けてきたと言う者もいる。
そして、Dに至っては一人取り残された後、院内のどこからか俺の声で「最初に院内一周した奴の勝ちな」と宣言があったことで、Dを揶揄ったドッキリが始まったと思ったらしい。
ただ、おかしいのが一見バラバラの主張の中で全員が手術室に立ち入り、カーテンレールの向こう側からそれぞれ誰かの声を聞いたと話す。
全員手術室に居たのならやはり俺の主張が正しく、他三人は俺を騙すために何らかの方法で先回りして怖がらせているのではと思ったが、その手法が思いつかないし、何より外に出る直前まで鼻息などから気配は感じていたはずだ。
「……なんか狐につままれた気分だな」
俺がそう言って顔を覆うと、三人が苦笑しながら同意した。
まあ、肝試しらしい奇妙な体験もできたんだ。
俺達はDに運転を任せ、一旦帰路につくことにした。
「なあ、実際のところドッキリなんだろ?」
相変わらず安全第一のゆったりとした走行をするDの運転の車内は快適なもので、睡魔と格闘していた俺は隣から話しかけてきたCに起こされる。
Cは未だに俺は主犯、悪戯の仕掛け人だと疑っているらしく、どうやって幽霊を演じたのか興味津々に訊ねてきた。
ただ、俺は仕掛け人でもないし幽霊を演じた覚えもないので、めんどくさそうに「知らんって」と断った。
そんな時、ふと助手席でスマホを吟味するBの横顔が視界に入り何となく眺めていれば、次第に恐怖に引き攣っている笑窪が印象に残るのだが、俺はスッと眠りに落ちてしまった。
気が付くとCのアパートに到着していて、俺達は六畳二間の木造の部屋にお邪魔する事になった。
そこでBが撮影した写真とCが回していたビデオを鑑賞するといった、肝試しの〆の楽しみを味わうのだ。
























こういうの怖いよーやめろよー???
最後ドキッとした
大丈夫とわかってても怖くなるねこういうのは
こういった呪いが伝播していくことで弱まっていくことは実際にあるよ
自己責任系なら先に書いといてくれよ
こえーよ
色々盛りだくさんで面白かった
呪われないよね…?
お呪いします
投稿者さんの名前までも怖い
呪いが拡散って・・・・
ためはち
ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
ひぃぃぃぃぃ
秀逸!!。
面白かった。ぜひまた投稿してください。
最初から最後まで怖かった.…
わぁぁぁぁぁぁぁ
呪いも大変だな…
ネットの海で自分のことが書かれるのを待って、読んだやつを特定してなんかしなきゃいけないんだから
そりゃ疲れて弱くもなるよな
貞子DXかよ
てか呪いの拡散って一種の犯罪だろ泣
怖くないっていうか怖いところもあったけどなんか最終的に意味がわからなくなってしまって怖くなったって感じ
こええ?
呪いを掛けてください川辺しおりさんの首がはね飛ばられてのろわれ死んれ行ってくれる用にお願いします
なんかやばいやついる
お憑かれさまでした
うさぎパズルっていうホラーゲームでBみたいなやつ見た気がする
怖いて
黙祷