「いや、来る途中車椅子なかった?」
「何もなかったと思うけど、なんで?」
「……いや」
少し考えた後、俺は再び先導するように進む。
そして、謎の異音が鳴ったエレベーターの前を通過しようと足場やになった途端、後ろの様子が騒がしくなる。
「……だ……い……は…」
「ま……し………はは」
誰の声だろうか。
Bにしては高いし、Cにしては軽やかに話す。
Dはすぐ後ろに居るはずだし、何より声の位置が少し遠いくらいはわかる。
俺はエレベーターの前で立ち止まり、その声がこの鉄の扉の向こう側から聞こえている事に気づいた。
「……何か聞こえね?」
「「「……」」」
沈黙が流れると余計にエレベーターの中の声が届いてくるようで、俺は少し冷や汗を浮かべながらその場を急ぐ事にした。
なぜ誰も返事しないのだろう。
僅かに感じる荒い鼻息を感じ、三人が付いてきている事を信じながら俺はエントランスホールまで急ぎ、開きっぱなしのドアを見た途端駆け出した。
外に出て見れば意外と呆気ないもので、緑地ならではの土壌の土臭さが鼻腔を通り、地上へ降り立った解放感を取り戻したように深呼吸し、俺は漸く一息つくことができた。
そして、俺は振り返る。
三人にここまで無言だったことを追求するのは馬鹿馬鹿しいが、俺だけ除け者にされ弄られているようで抵抗したかったのだ。
「……え」
だが、いざ振り返ればそこには誰もいなかった。
俺の後ろには誰もついてきてなどいなかった。
あの背中越しに感じた鼻息も。
俺の速足に同調するような靴音も。
全て外へ出るまで聞こえていた筈なのに、俺は一人だったと知った。
「おーい」
すると、困惑していた俺に誰かが声を掛ける。
ハッと我に返った後、声のする方へ振り返れば車の運転席から身を乗り出して手を振っているDの姿が見えた。
俺は蜘蛛の糸を辿るように車へと駆け出した。
「おまえが最後だな」
























こういうの怖いよーやめろよー???
最後ドキッとした
大丈夫とわかってても怖くなるねこういうのは
こういった呪いが伝播していくことで弱まっていくことは実際にあるよ
自己責任系なら先に書いといてくれよ
こえーよ
色々盛りだくさんで面白かった
呪われないよね…?
お呪いします
投稿者さんの名前までも怖い
呪いが拡散って・・・・
ためはち
ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
ひぃぃぃぃぃ
秀逸!!。
面白かった。ぜひまた投稿してください。
最初から最後まで怖かった.…
わぁぁぁぁぁぁぁ
呪いも大変だな…
ネットの海で自分のことが書かれるのを待って、読んだやつを特定してなんかしなきゃいけないんだから
そりゃ疲れて弱くもなるよな
貞子DXかよ
てか呪いの拡散って一種の犯罪だろ泣
怖くないっていうか怖いところもあったけどなんか最終的に意味がわからなくなってしまって怖くなったって感じ
こええ?
呪いを掛けてください川辺しおりさんの首がはね飛ばられてのろわれ死んれ行ってくれる用にお願いします
なんかやばいやついる
お憑かれさまでした
うさぎパズルっていうホラーゲームでBみたいなやつ見た気がする
怖いて
黙祷