夜の理科準備室
投稿者:鍵師 (9)
短編
2022/02/28
03:50
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ある日、〇〇小学校に通う小学生5人組の児童たち。
何にも変わらない普段の生活を送っていた。
その数週間後、あるいつもの仲良し5人組が登校して普段どおりの授業を受けていた。
2限目の算数の授業を終え、3限目の理科の準備をする児童たち。
仲良しグループの一人が先生に呼び出され理科準備室に物を取りに来るようにと言われていた。
理科準備室は、地下一階の薄暗い奥の部屋だった。
そこには、あの有名な人体模型も置いていた。
あまりにも不気味だったので、さっさと物だけを取って部屋を出た。
その数日後、ある男子がある噂話を広めて話していた。
それは、あの日に行った理科準備室に置いてある人体模型が動く話だった。
その話はあの5人組にも周知していた。
その日の夜、仲良し5人組は夜の学校へ向かった。
あまりにも気になって人体模型向かう児童たち。
普段は、鍵で閉まって開かないがその日だけ扉が開いていた。
入ると、置いてある人体模型が無くなっていた。
そう、人体模型がついに理科準備室から脱走していたのだ。
すると、向こうから懐中電灯の光の方から誰かが歩いて来る足音が聞こえていた。
あの人体模型が懐中電灯も持って理科準備室に戻ってきたのだ。
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