生徒が消える小学校の噂
投稿者:鍵師 (9)
ある小学校で次々と生徒が消えていく噂話が広がっていた。
一日目その小学校の全児童生徒数は、100人近くいてどの生徒も元気よく学校に通っていた。
その日の授業は、算数に理科、国語だった。
理科の授業が終わり、先生は次の算数の用意をしに一旦外に出た。
その時、ある女の子がトイレに行くと言ってそれから一行トイレから戻ってくることはなかった。
教室に戻ってきた先生は、クラスに一人足りないことを確認した同時に生徒たちに質問した。
「みんな、あの子は、どこへ行ったの?」と聞くと、
「先生、トイレに行ってそれからいっこうに戻ってきません。」とある生徒が答える。
先生は、少し異変を感じ授業の後目撃した生徒と共にトイレ前に来た。
特に何も変わった様子はなく普通のトイレだったが、消えた生徒の名前を呼んでも帰ってこなかった。
二日目は、朝先生が生徒がいる教室に入ると、今度は2人登校はしたはずの男子生徒がランドセルを置いたまま消えていた。
トイレに探しに行ったが男子生徒はおらず、校長や教頭には、話はしたものの勘違いしていると平然とした顔で言われていた。
3日4日、5日日付が変わると共に生徒は次々と姿を消していた。
そして、結局何事も無事に残った生徒の数は100人中20人だけだった。
先生の顔は、血色は青白くなっていた。
何としても消えた生徒を探し出さねばと思いあちこち探したが結局生徒は見つからなかった。
とうとう、先生まで姿を現すことがなかった生徒は、先生たちがいる職員室まで先生が来てないことを伝え部屋を探していたら音楽室で首を吊って亡くなっているのが発見された。
オーノー
うむ…