夜釣りにハマっていた頃の話。
週末ともなれば夜釣りをしに片道30分程かけて、とある漁港に通っていた。
広い漁港で、夜釣りをしに県外からも訪れている人もいる場所。
ある日の夜。
仕事を終え、いつも通り夜釣りに出かけた。
到着した頃にはすでに先客がおり、私の他に車がさ3〜4台、少し離れた場所にも数台あり、
「今日も多いな…よし、俺も始めよう!」
と釣りを始めた。
その日は少し肌寒く、釣果も全然だったので24時を過ぎたあたりで帰宅しようと思っていた。片付けを始めようと、立ち上がった瞬間、
「ザブーン!」
と海に大きな石でも落ちたかのような音が聞こえた。思わず、音のした方を向いたが暗くてよくわからない。
「まさか、人じゃないよな…」
そんなことを思って海面を見ていると今度は逆の方向から、
「ザブーン!」
という音が再びした。
驚いた私はそちらの方も確認しに海面を見ながら歩いていった。
音のしたあたりには車がいたので、何か落としたのか、聞いてみようと車の方に近づいたが誰もいなかった。
「え?どこにいった?まさか…」
海面を覗き込んだが何も見えない。
私は少し離れたとこにいた別の車の所に急いで向かった。
「す、すいません…あの、もしかしたら人が落ちたかもしれないので一緒に確認してもらえませんか?」
息を切らしながら、そう言うと、
「人が…ですか?」
「はい!何かが海に落ちる音、聞こえませんでしたか?」
「いやー、特に何も聞こえませんでしたが…
それに、あのあたりで釣りをしていたのはあなただけでしたよ?」
一瞬、何を言っているのかわからず、
「えっ?笑。いやいや、ほら車も何台かあるじゃないですか。」
そう言いながら私がいたあたりを振り向いて、目をやるとそこには私の車が一台だけしかなかった。
「あれ?」
確かに私の他にも車があって夜釣りしてた人もいたはず…そう思っていると、





























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