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呪い・祟り

金剛さんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

怨念として飛ばされてきた白い蛇
短編 2022/08/12 11:03 1,813view
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私がある食品会社に勤務していた頃に体験した怖いエピソードです。

家族経営の子会社で事務員として働き始めたわたしは、その会社の従業員の方が苦手でした。

家族経営でしたから、私以外の人は身内です。

仕事自体はまだ楽ですが、人間関係がちょっとしんどかったです。

なかでも大御所の方との相性が悪いようで、私自身もどのように接して行けばいいのかわからないところがありました。

まるで自分の祖父母に接するように、そのしんどさをうまく表現することができず、意地をはりはじめることも非常に多くありました。

そして、ついに夜にそれは起こったのです。

いつものように布団に寝ていると、12時ごろになり急に首が苦しくなりました。

首を締め付けられているように感じるのです。苦しい!ともがきながら、何故か目の前に白い蛇が私の首を締め付けているように見えたのです。

引き続いて、勘の良い私はその白い蛇が勤務先で折り合いが悪い従業員だと気がついてしまいました。

何故か、私は苦しんでいる最中に脳裏に従業員が怨みつらみの心で念を飛ばしていることがわかってしまったのです。

相手方は常々、気になる人や物事があった時には夜思い込むということも話していました。

その後相手の様子はやはり白白しく、夜中に私に怨念を飛ばしたんだと気がつきました。

その怨念の原因はただある程度一緒に働いてきて、気に入らないという程度のものだったと思います。

可愛げや愛想やら…でも、生き霊や怨念を飛ばすエネルギーを持つ人間は年齢に関わらず存在しているその事実が怖かったです。

試してみたところ、恨みがあっても自分には無理でした。

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