幽霊に「死ね」と言われたお局様

私の過去の体験談です。
多少フェイク入ってます。

私が働いている日用品店にはかつてお局様が威張り散らしており、お局様にいじめられた人の数は数えきれないほどいたそうです。

ある人は仕事を教わる時に後ろで怖い目で睨まれて「アレ違う、コレ違う」ときつく怒られたそうです。

ある人は作業の工程が多すぎて1人では出来ないと訴えたところ「1人でやって！」と見捨てられたそうです。
見るに見かねた同僚の1人が手伝うと申し出たんですが「放っておけばいい」とお局様が怒って申し出た人の協力を認めなかったそうです。

ある人は３人体制の時間帯にお局様と取り巻きがつるんでおり、孤立に追いやられたそうです。

かくいう私もお局様には散々酷い目に遭わされました。

私は分からないことがあって相談してもお局様は白い目でこちらを見るだけ。

書類の確認をお願いして手渡した時も床に捨てられたり、お客さんが見ている前で怒られたりと散々な目に遭わされました。

みんながお局様の存在に疲れ切っている時、私はお店のバックルームであるものを目撃してしまったのです。

黒い人影です。
黒い人影が猛スピードで移動していくのです。

私は元々オカルトに興味があり、幽霊の存在も認めています。
子供の頃から心霊番組を見たり、ネットの怪談話も好き好んで閲覧するくらい好きな方です。

ですから、見てしまった黒い人影が幽霊であることに気付きます。
もちろん、念の為に黒い人影が居た場所を確認したんですが、誰もそこには居ませんでしたし、何よりも窓すらない場所ですから、誰かが侵入したということもありません。

その、黒い人影なんですが、私がお局様からいじめられるようになってからたびたび目撃するようになりました。

何度も目撃しているものの、その話を誰にも出来ません。
幽霊を見た・・・なんて言ったところで、誰も信じてくれませんし、下手をしたら「あの人病気じゃない？」とか「怖がらせて楽しんでるんじゃない？」みたいに変人扱いされる可能性も考慮していたからです。

ただ、こういう考えも頭をよぎりました。
私が見た黒い人影を幽霊と仮定して、その幽霊がお局様に悪さをしているのではないか？
幽霊の影響を受けて性格に大きな影響を及ぼしているのではないか？

ある日のこと、私はお局様のいじめを何とかしたいと思い、SNSにていろいろ検索しておりました。
そこで霊感があるという人と知り合うこととなり、メッセージにて相談を持ち掛けてみたのです。

私「先輩にいじめられてから、霊を目撃するようになったんですが・・・」

霊感ある人「あなたの仕事先を遠隔霊視して見るね、少し時間もらえるかな？」

霊感ある人「それと、お局様の状態も少し観てみるね」

私「はい、お願いします」