だから俺たちは海釣りをやめた
投稿者:イエティ (51)
とにかく冷静に、打開策を練った。
(T)現状、足元が見えないから一歩も動くな。
→テンプレ的にビビッて動いたやつが死ぬ。
(俺)水場系の怖い話は大体知らぬ間に水に入って溺死がオチ。
→気を確かに持っておこう。
(K)霊的なものの場合だったら、てことでお経でも唱えよう。
→意外にも簡単に終わるかも?
てことで、俺らの結論は
「気を確かに持ったまま一歩も動かず知ってる限りのお経を唱える」
だった。
一つ問題は、お経の「おの字」も知らないってとこだ。
なんまいだーとか適当に言っていたが、当然状況に変化はない。
そのまま1時間は経ったかと思う。
徐々にではあるが月が昇り明るくなってきたのだ。
景色は夕暮れ時に見たものと変わらない。
足場の悪い磯に、波が静かに打ち付けている。
相変わらず波音はせず、異様な雰囲気。
不安定な体勢で疲労も限界に達してきた。
その場にしゃがみ込みたい。座りたい。
だが何か行動を起こした時、何かが起こるんじゃないかと不安で仕方がなかった。
うろ覚えのお経もずっと言い続けているが、この状況を打開するには至らない。
そんな時だった。
Tがバランスを崩ししりもちをついた。
が、特に何も起こらず。
続けてKと俺も一歩動いてみたが何も起こらない。
雲の切れ間から差すわずかな月明かりを頼りに、Tの元に歩み寄った。
3人近寄ったことで心強さは倍増した。
月明かりがあるうちに陸に戻るか。
このまま朝を待つか。
時間は確認できないが恐らく19時か20時頃だろう。
そして満潮が22時だったはず。
女の姿が想像できてしまって怖い
読みやすくておもしろかった!
クラクションが効くんだ。
アオリイカ食べたくなってきた
釣り行くの怖くなる
憑かれてるって…コト!?
最後の瞬間が姿はないけどいわずと恐怖を感じる
懲りない面々。どうせまた行くでしょ。
とりあえず大音量で音楽かけとこうぜ
海にまつわる怪談を見たかったから見たけど、
めっちゃ怖かった。
大きな音を出さなかったらどうなってたんだろ。。。
あれ?これガッツリ憑いてきとるやん
あかんくね?