満潮で帰り道が渡れなくなるということも考えられる。
今動くか、朝まで耐えるか。
究極の2択だった。
結果俺らは、陸まで戻ることにした。
朝までこの状況を耐える忍耐力、体力。
そして恐怖に打ち勝つ精神力も無い。
更には朝まで待ってどうにかなる状況かもわからない。
俺らはわずかな月明かりを頼りに来た道をゆっくり引き返した。
岩を登り、下り、飛び越え、危ないシーンもあったがようやく山道のふもとまで来たのだ。
未だ波の音も聞こえず、上を走っているはずの車の音もない。
密室に閉じ込められたかのような沈黙。
俺らの息遣いだけが聞こえていた。
そしていざ山道を登ろうとしたときだった。
山道はかなり狭く、人ひとり分の幅しかないため一列になって進む必要があるくらいだ。
戻るか待つかの話し合いの時点で先頭がK、後ろがT、真ん中が俺で進むことになっていた。
そして急にKが立ち止まった。
声をかけても返答がない。
俺は焦りつつもまた驚かせようとしているのだと思っていた。
ふとなんとなく周囲を見渡しながらKのアクションを待っていた。
「何かいるのでは」そういう恐怖もあって。
俺の嫌な予感は的中した。
来たときは気付かなかったが、山道のふもと、そして磯への入り口のちょうど間にそれはあった。
高さは1m30cmくらいの、石で積まれた麦わら帽子をかぶったカカシのようなものだった。
暗くてあまり見えはしなかったが。
何やら異様な雰囲気にKにもう一度声をかけた。
それでも反応がない。
俺はKの横から前方を見た。
ここで少しちびってしまったのは誰にも言っていない。
まるでそのカカシのモデルになったような、小柄の女性がそこに立っていたのだ。
麦わら帽子をかぶって、服は着ていない。























女の姿が想像できてしまって怖い
読みやすくておもしろかった!
クラクションが効くんだ。
アオリイカ食べたくなってきた
釣り行くの怖くなる
憑かれてるって…コト!?
最後の瞬間が姿はないけどいわずと恐怖を感じる
懲りない面々。どうせまた行くでしょ。
とりあえず大音量で音楽かけとこうぜ
海にまつわる怪談を見たかったから見たけど、
めっちゃ怖かった。
大きな音を出さなかったらどうなってたんだろ。。。
あれ?これガッツリ憑いてきとるやん
あかんくね?
「パーーーーーーーーーーーーーーー」じゃなくても「ワーーーーーーーーーーーーーーーー」でもいいのかな?
まあまあ怖かったと思う。
今はもう春には釣りに行かないのか?
最後が一番怖い
お経唱えてたのお前らかよふざけんなよマジでビビったわ
鳥肌やばwwwwww
クラクションが効くのかもね
怖い話しんじなかったけどしんじるようになってしまったまじでこわい