向こうの部屋にいたのは誰!?保養所の怖い話
投稿者:熊猫 (10)
これは知人のAさん家族が体験したちょっと不思議で怖いお話です。
数年前、Aさんは夏休みを取って、奥さんと上の女の子と下の男の子の家族4人、会社の保養所を訪れたのだとか。
その保養所はマンションのような形態だったので、チェックインの時間を気にすることもなく、近くを観光しながらゆっくりと宿に向かったのだそうです。
初めて訪れる海に面した地で、ドライブしたりお土産屋さんを見たり、観光を楽しんだ後、日が暮れてから保養所に到着し、鍵を受け取り部屋に入ったAさん一家。
そこは2LDKの間取りになっていて、いつもと違う環境をAさん家族は満喫していたのだそうです。
夜も更けて来た頃、Aさんはまだ小さい子供たちに「そろそろ寝なさい」と布団を引いた部屋へと促したのに、弟君が寝室に行きたがらなかったのです。
どうしてか尋ねると「向こうの部屋に誰かいる」と弟君は泣いて嫌がるので、結局、その日は家族4人でリビングに寝ることにしたのだそうです。
翌朝、明るくなってから窓の外を見ると…。
なんと!弟君が行きたがらなかった部屋の窓から見える風景には、一面にお墓が広がっていたのだと…。
「ぞっとしたよ」とAさん。
奥さんの話によると、保養所に到着してすぐから、弟君は「向こうの部屋に誰かいる」と言い出し、その部屋に入ろうとしなかったのだとか。
同じ兄妹でもお姉ちゃんは、何も感じ取らなかったようでその部屋を出たり入ったりして遊んでいたらしいです。
弟君の見た「誰か」とは誰だったのでしょう。
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