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呪い・祟り

キミ・ナンヤネンさんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

猫に小判
長編 2021/06/18 02:03 8,910view
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祖母が新しい方ののし袋の裏を見ると「平成〇年〇月〇日」とあった。およそ4年前の日付だった。
「夫はこの頃は癌がひどくなって、もう長くないとわかっていた様子だったわ…。」
すると番頭さんが
「余命幾ばくもない社長が、会社の事もあるし、最後の望みとしてもう一度『捧げもの』をしたのではないですかね…。」
と言うと
「ところが、捧げものである猫がなぜか息を吹き返して、儀式としては未完成だった、つまり最後の願いは叶わなかった…。」
タレントは話をまとめ、収録が終わった。

撤収作業も終わり、スタッフの挨拶が終わると、父は最後に一言こう言った。
「金庫の中身は、猫に小判か…。」

ちなみに、この「〇〇教」は名前を変えて今も布教活動をしている。

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コメント(1)
  • おとうさん、上手いこと言ってる場合か?

    2021/06/21/23:04

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