怪談投稿サイトとして人気の奇々怪々。
深夜、その運営事務所では数人の男たちが日々投稿されてくる怪談のチェックをしていた。
「おっ、Mameさんからまた怪談が投稿されたぞ」
「よーし、誰かチェックしてくれ。読んだ後かならずこわいねボタン押すんだぞ。
こわいねの最初の1個は運営からのプレゼントだ(笑)」
「ん~なになに・・・ちょっといつもと違って難解だな」
「油断するなよMameさんの怪談は残酷な話から泣ける話、ぶっ飛んだお笑いネタまで、変化球すぎて球筋が読めないからな。たまにストレートに実話投稿してくるし」
「あと、コメント欄にアンチが来たらすぐ消せよ。サイトが荒れる。この人アンチ多めだし」
「わかってますって」
・・・だが、Mameさんの投稿した怪談を読んだ運営スタッフの一人が叫び声をあげ、その場に倒れこんだ。
「な、なんだ、どうした!?」
「ヤバイ、呼吸が・・・きゅ、救急車を呼べ!!」
一瞬の間に運営事務所はパニック状態に陥った。
倒れたスタッフが最後に見ていた画面を、別のスタッフが何気なく覗き込んだ。なんのことはない、先ほどのMameさんの投稿した怪談が映し出されている。だが、その文章をツラツラと目で追っている最中に、そのスタッフも突然胸を掻きむしり、絶叫してその場に倒れた。
激しく明滅するPCのモニター。天井の蛍光灯も明滅しだす。
突然すべての明かりが消えて無音になる運営事務所
「ドッ!!」
鈍い音とともに事務所の窓に鮮血が飛び散る。奇々怪々運営チームはここに沈黙した。
どうやらMameが投稿した怪談には、読んではいけない障りが封じ込められていたようだ。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
まだ一人、息のあるスタッフがいた。
彼は最後の力を振り絞り、PCのキーボードに手をかけた。
「コ、コメント欄を・・・作者以外カキコミ禁止・・・」
そう言って彼は床に滑り落ち、そのまま息を引き取った。
これ以降、奇々怪々のサイトは、投稿だけが淡々とつづくだけのサイトとなった。























ごめんね (笑)