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呪い・祟り

kakiokaさんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

熊谷市鉄筋加工業K興業旧工場に現れた六体の子供の幽霊 R寺
短編 2026/09/02 19:40 32view

私がまだ二十代の頃、魂だけで行動し、あらゆる仕事をしていた時、当然ひとつひとつの仕事は長続きしなかったが、合計でいうと3年間、唯一正社員として勤めた会社が熊谷市にあった。ガチガチの就職氷河期世代である僕はとにかく仕事がしたかったのだ。
ここは今は次の世代の社長が就任し、新工場を中心に経営している、優良企業である。前の代から、給料だけに限れば高い会社だったのも事実だ。会社の名誉のために言っておきたい。
経営一族のプライバシーに関わる話は避けるが、ここは警察も避ける場所だった。どうみてもガラの良くない運転手と外国人労働者、学歴社会の歪みがそのまま現れたような社員構成。照りつける暑い熊谷の太陽。

ここにAさんというおじさんがいた。真偽のほどはわからないが、若い頃運転の事故?か何かで支払いが必要となり、サラ金で金を借りたために破産状態になってしまったという噂だった。良い人だったが、まともに付き合おうとする人はいず、いつも一人でたばこのわかばを吸っていた。今回この記事を書くのは半分以上彼を記念したいからである。私が一時退社したとき、彼は膵臓がんで亡くなっていた。
この会社というか工場の敷地内に小さな寺があった。ある時気まぐれに私が仏花を寺に備えた。Aさんにたしなめられた、その寺は昔ここが沼地で死んだ子のたたりがあるから関わらないほうが良い…
しばらくしてこの寺の管理者の住職もこのように言った、6体の子供の幽霊が見える…それが会社の経営にも悪影響を与えている、と。
6体の子供の幽霊とは一体何だったんだろう?会社をとうにやめ紆余曲折し今は介護士を私はしているが、未だにこの謎ははっきり解けない。沼地で溺れた子供なのか、会社の脇に立っていた六地蔵がなにか関係してるのか?昔間引かれた子供の霊か?真相は分からない。
ただAさんがあの日あの会社にいて、そこに私もいて、2人で会話したことだけは事実である。Aさんの冥福を祈り一旦この話は終わりとする。

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