数日後。
家の片付けをしていると、
古い鍵の束が出てきた。
母の寝室の引き出しだった。
ほとんどが何の鍵か分からない。
その中に、
小さな銀色の鍵が一本あった。
試しに廊下の扉へ持っていく。
鍵穴に差し込む。
回った。
扉が開いた。
中は、
人一人が入れる程度の狭い収納だった。
床には古い段ボールが一つ。
僕はしゃがみ込んだ。
箱を開ける。
古いアルバム。
封筒。
写真。
そして、
見覚えのない靴。
男物だった。
古い革靴。
僕の父が履いていたものとは違う。
母が履くようなものでもない。
僕は首を傾げた。
さらに箱の中を見る。
古い衣類。
男性用のシャツ。
髭剃り。
歯ブラシ。
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