本当に、一瞬だった。
スマホだけが床に落ちていた。
—
僕たちは逃げた。
でも廊下はどこまでも続く。
何度曲がっても同じ場所。
黒板にはさっきまでなかった文字。
**「あと3人」**
僕は震える手でAIを開いた。
「出口はどこ?」
すぐ返事が来る。
> 「右へ進んでください。」
右へ曲がる。
行き止まり。
もう一度聞く。
> 「左です。」
左へ行く。
また同じ廊下。
何度聞いても答えが変わる。
まるで誰かが迷わせているみたいだった。
—
突然。
画面が真っ黒になった。
そして文字だけが浮かぶ。
> 「これは私ではありません。」
背筋が凍った。
文字が続く。
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