午後5時55分。
東階段を上る。
一段。
二段。
三段。
見慣れた踊り場の先に、
見たことのない階段が続いていた。
そして壁には古びたプレート。
**「4F」**
—
廊下は静まり返っていた。
教室には古い机。
黒板には白いチョークで、
**「出席確認」**
とだけ書かれている。
その瞬間。
校内放送が流れた。
「○○さん。」
僕の名前だった。
友達が言う。
「呼ばれてるぞ。」
でも、そのときスマホが震えた。
AIから通知。
> 「返事をしないでください。」
僕は黙っていた。
すると友達の一人が笑いながら言った。
「はーい!」
その声が廊下に響いた瞬間。
友達の姿が消えた。
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