細い。
痩せている。
白い服。
頭を下げて歩いている。
顔が見えない。
首が長い。
長すぎる。
人間ではない。
そいつは家の周囲を歩いていた。
チリン。
チリン。
右手に鈴を持っている。
チリン。
チリン。
そして突然。
動きが止まった。
—
窓の方を向いた。
—
私は息を止めた。
カーテンの隙間しか見えていないはずだった。
だが。
向こうは確実に私を見ていた。
そう感じた。
顔は見えない。
なのに見られている。
全身が冷たくなった。
すると。
そいつがゆっくり玄関へ向かった。
—
この話は怖かったですか?
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